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ほとけさま

仏教って?

仏教の特長を一言で挙げるなら「仏>神」であることです。仏のほうが神より上なのです。

分かりやすい具体例としては、お寺に安置されている偶像を思い出すことです。

中心に仏像があり、その周囲を「〜〜天」などの神将が固めている図が思い浮かびませんか。

仏教において、神は、キリスト教やイスラム教のそれほど偉くはありません。

悟りを開いた仏陀(人から仏になった方)は、ブラフマン(神)から、人々に説法をしてまわってもらえないか頼まれます。

つまり神は悟れず、同時に人々へ善なる生き方を説くことができないのです。

よって、仏の道を志す方は、神を拝むのではなく、悟りを目指し、結果、仏を目指すのです。それが「上」という意味です。

悟りとは「迷妄を払いさって生死を越えた永遠の真理を会得すること(大辞泉)」。そこに至るに、人であること以外に権利は必要ありません。

もともと、仏陀(ゴータマさん)は、インドのある王子さま。当時インドで支配的だったのは「バラモン教」。特長はカースト(身分階層)制で、人々は(職業を含め)自らの階層に合った生き方を求められます。クシャトリア(カーストを4つに割って、上から2つ目の階級)だったゴータマさんが、「階層身分を前提としない教え」を広めてさあ大変。

結果、バラモン教(現:ヒンドゥー教)は仏陀を、自らの宗教の神の1人(正確にはある神の化身)に銘打ちました。

よって、神>仏(悟った人)の公式は守られ、仏教はインドから姿を消し、しかし海外で教えを広めました。

宗教って、結構便宜的に姿を変えるものなんですね。海外の人々のルーツを知る宗教、そのポイントを学んでいきたいと思います。(T)

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現在、宗教社会学の講義を受けており、忘れないよう記述しました。

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