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キャリアカウンセラーズ

キャリアカウンセラーズ④

何だか日課のようになってきました。いまとても閉鎖的な環境で生活しているからでしょうか。4日目です。

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第一章

——問題は、恋人の名前を知らないことである。

クランボルツは、気がついた。

その気になれば明晰な彼は、すぐに解決策を4つだした。①本人に聞く②彼女の交友関係に聞く③人づてを避け、匿名のインターネットで調べる④別れた(ふられた)あとに着手する謎ではない。忘れる。

 

第二章

——あと24時間で、彼女は外国へ発つ。

クランボルツは、思い出した。

その気になれば現実的な彼は、すぐに選択肢の比較をすべく、行動計画を作成した。彼女の交友関係から探るのは、ステップが9つあった。匿名のインターネットで調べるのと、忘れるというステップの数は…測定不可能だった。間違いなく確かなのは、本人に聞くというステップは2つ(彼女の電話にコールする→彼女に質問をする)で最小だろうということ。

 

第三章

——なぜ、その二段階が踏めないのか。

クランボルツは、取り組むべき問題を別のテーマにすり替えた。つまり、問題解決において、自分が【何を、どんな価値観】を大切にすべきか、という、ちょっとナルな、不朽の命題だ。クランボルツは、足元の床板にチョークで、“金”“愛”“世の中の平和”“プレイステーション2”と書き、“世の中の平和”以外を足で踏み消した。

 

第四章

——世の中の平和のために、自分には何ができるか。

クランボルツは、スタートに戻って、ゼロから行動計画を練り直した。

新たに、“神さまに祈る”という選択肢が立ち上がった。

 

第五章

——神にかけよ!

クランボルツは、パスカルの名言を思い出した。その行為に、一切の損はないという提言であった。クランボルツは、自分が1つの殻を破ったと、実感した。

 

第六章

——さあて、神は何通りかいるぞ。

クランボルツは、様々な宗教を比較した。十字を切り、時が優しく針を動かすことを願った。

 

第七章

——おおジーザス、あなたの名前を教えて下さい。

クランボルツは、空港で彼女の前にひざまずき、そう言った。

それはある種の偶然だった。お家でじっとしていられなくて、外をうろちょろしていたら、彼女に会えたのだ。

プランドハプンタンス! 偶然を、計画の結果とするのだ。

しかし、きっぱりフラれたのに、教えていない場所で待ち伏せをされた(ように見えた)という出来事は、彼女の怒りを強化し、彼女に鬼を演じさせ、クランボルツに地獄行きをシミュレーションさせる結果となった。

——人は、生涯学習し続ける存在であり、キャリア開発は学習プロセスの結果である。

これが、彼の訓示である。

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